日本語訛りの韓国語の正体
2016/10/03
外国語をマスターしていく中で日本人にとってハードルの高いことの一つが発音です。
私は外国語を話すことにおいて発音は重要ではないという考え方です。
私が日本で働いていた外資系の会社の上司は驚くほどのコテコテの日本語発音の英語でしたが、仕事の専門的な難しい用語は誰よりも知っていたので英語ネイティブの取引先の人と対等に活発な議論をかわしている姿をみて
あんなに下手な発音なのに、めちゃ対等にいや対等どころか言い負かすほとの勢いでディスカッションしている!
重要なのは発音ではなくて話す内容に対する知識なんだとそのときかなりの衝撃を受けました。
日本語においてはデイブスペクターさんの日本語レベルは超級、上級、中級、初級のレベルで言えば超級のレベルですね。
さらに語彙力に関しては私よりも彼のほうが教養があり断然に上だと思いますが、発音は外国人だとすぐにわかる外国語訛りの日本語ですよね。
なんだか話がかなりずれてしまいましたが私は外国人が外国語の発音をするときに母国語の発音の訛りが出てしまうことはまったく問題ないと強く考えているんです。
そうなんですが、我が家のゆーちゃんの場合…彼女は韓国語ネイティブなんです。
母親である私は日本語を話すので、日本語も話します。でも日本に住んでいないから日本語はネイティブとは言わないのかな?ネイティブの定義が分からない…
発音に関して言えば私が聞いても完全なネイティブの日本語発音です。ゆーちゃんの話す日本語は韓国人が話す韓国語訛りの日本語とは違い、日本人の話す日本語の発音なんですね。
なのに、ゆーちゃんの話す韓国語が日本語訛りの韓国語だと言われたんです。
え~~~???そうなの???
先日、保育園の先生が、
「ゆーは家ではパパとも日本語で会話しているんですか?」
そんなことを聞いてきました。パパは日本語が話せないのでゆーちゃんは韓国語でパパと会話します。
その質問の意味はゆーちゃんの韓国語が下手だってこと?と少し焦ったのですが、どうやらゆーちゃんは明らかに韓国語を話しているのに発音が日本語に聞こえるというんです。
そう???私にはそうは気こえないけれど??
そしてよく考えてみると、パパは釜山の出身でバリバリの釜山弁で話します。
釜山の方言って、日本語の発音と似ているんです。
日本人で韓国語が比較的流暢に話せる人は韓国語を話しているときに「慶尚道(釜山のあるエリア)の訛りがあるね」と言われたことがある人は多いと思います。
私は釜山で韓国語を勉強したので、かなり釜山訛りのある韓国語を話します。
ソウルの標準語は高低のアクセントがなくフラットに発音するので日本人の私はあまり上手にできないのですが、釜山などの慶尚南道方言は日本語のような高低のアクセントがあるので比較的発音しやすいんです。
逆に韓国人で日本語が流暢な人は東北出身と間違えられることが多いといいますから興味深い。
そんなわけで、我が家での夫婦の会話はパパのバリバリ生粋の釜山弁と、私の日本語訛り+釜山仕込みの韓国語で繰り広げられており、その環境で育ったゆーちゃん韓国語は自然と慶尚南道訛りになっているようです。
でも、先生はゆーちゃんというと日本人のハーフという先入観があるのでゆーちゃんの韓国語を聞くと釜山の訛りというよりは、日本語の訛りだと思ったみたい。
そこで、「パパが釜山の人で釜山弁を使うんですよー!」と話したら一発で
あ~~そうなんですね~~だからか~~
そうすごく納得してくれました^^
我が家ではいつも、「この家でソウルの言葉を話せるのはゆーちゃんだけだね!」と釜山訛りのパパと日本語訛りのママでゆーちゃんのことを話していたのに、実はゆーちゃんも釜山訛りだったという事実(笑)
外国人にとっては発音は重要じゃないんですが、ネイティブなのに日本語訛りと言われるのはちょっと…
日本語訛りじゃないんですよー釜山訛りなんですよー
でも、やっぱりソウルに住んでいるならソウルの発音で話せるようになったほうがいいですね。
読んだよ!とポチっとしていただけたら☆彡
にほんブログ村